自分のほうから攻めて行かなければ、相手もまた攻めてこないのだという前提のもとに唱える平和論など子供だましにすぎない。......そうでしょう。
だいいち、"平和"などというのは、どういうことなのか。かつて極東裁判は、連合国側を"平和愛好国"とよび、日本などを"好戦国"という善・悪のレッテルを貼りつけたものです。
ところが、その後に起きたベトナム戦争やアフガニスタン侵攻や、ポーランドの悲劇にせよ、すべて"平和愛好国"間の流血ではないですか。その殺戮が、虐殺が、かれらの云った"平和"なのですか。
口先きだけでなく、ほんとうの平和を叫ぶのなら、相手が攻撃してくれば無抵抗で殺され、死んでもいいというくらいの覚悟をしておかねばならぬのとちがいますか。
- 神坂次郎『今日われ生きてあり』
走行会中止命令
気象庁発表:十月三十日(土)北ノ風、二十三区西部デハ後北東ノ風強ク雨所ニヨリ夜雷ヲ伴ヒ激シク降ル。日中最高気温十四度。
依テ明日ノ走行会中止トス。統括ハ直チニ代替作戦立案サレタシ
台風じやあ仕方が無い。本日のハモニカ・ライドは中止。「たまにはかっぱで飲みませうよ。そのあと火鍋でいいつすか」。
吉祥寺駅午後四時半集合。雨。かっぱ満員御礼。「てっちゃん行くか」。てっちゃんも混んでゐる。三人で立ち呑み。これがいいのだ。
しかし焼場の真前は煙いのだ。久し振りのてっちゃんのもつ焼は美味かつた。「今日工作員アヒル?」、「俺ちよつと見てきます」、「エイヒレです」。
エイヒレで工作員の顔を見て一杯で切り上げる。次はcoppiceの石井スポーツを探索。「へえ~、吉祥寺もアウトドア志向?」。
何も買わずにヨドバシへ向かふ。「ちよつとデジカメの写真プリントしていいつすか」、「へえ~、便利な機械が有るもんだ」。
女学生が合流し、シーアンへ。「火鍋は二人前でいいか」、「タレは別料金あるよ」、「へつ、何が?」、「四人いるから二人分のタレが追加になるんですよ」、「そつか」。
二人だと火鍋だけで腹一杯になるけど四人いれば小皿も色々頼めるのが嬉しひね。「紹興酒貰おう」。グラスが蕎麦汁の器みたいにでかい。ちよつと冷たいな。
「すんませんある。これ冷たいあるから温めて下さいあるよ」。結局腹一杯になつたあるよ。「次何処行きます?」、「清水屋さん」。
余輩は初めて入る清水屋二階のバー。和風かと想像していたら洋風のカウンター・バーであつた。地元の若者達が集まるいい感じのお店。
「まだ行くの?」、「Funky」、「じやあカクテル呑むか」。今日五軒目じやん。もう何喋つてたか覚えてないじやん。「だつて寝てましたよ」。
熊本の御土産有難うね~!
今宵も醉つて候。