神風特別攻撃隊のさきがけとなり"軍神"とあがめられた敷島隊の隊長、関行男中佐の母が、戦後、誰ひとりかえりみる者もなく、貧窮のなかで草餅の行商をし、
それもはかばかしくなく、ある人の世話で村の小学校の小使いさんになり、病に倒れ寂しく世を去った・・・ということを知っているのだろうか。
住む家もない関中佐の老母が、山すその廃屋の兵舎の小屋の払い下げを嘆願したが、市役所も県庁もそれを無視した、ということを知っているのであろうか。
アメリカ空軍の空爆による民間人の死者は、第二次世界大戦における日本軍兵士の死者の数を上回る数であった。
その、世界戦史でも例のない(有色人種差別による)無差別爆撃、みなごろし戦を命じた張本人、アメリカ空軍のカーチス・ルメー将軍に対して、日本政府が一九六四年(昭和三十九年)、
《彼の功績を讃え》勲一等旭日大綬章を贈ったということを、国民はみな知っているのであろうか。
- 神坂次郎『特攻隊員の命の声が聞こえる』
料理長より御誘いあり。「温泉行きませんか?その後、武蔵境の王将で餃子」、「いいね」。
料理長と自転車で東八道路の「新鷹の湯」へ行く。こんなに近くに温泉があつたのか。この湯は子供は入場出来ない。静かな空間である。
久し振りの温泉を楽しんだ後、武蔵境の「餃子の王将」へ。餃子の王将。並ぶほど美味ひのなら一度食つてみたい。
武蔵境で建築士も合流して「餃子の王将」で並ぶ。並ぶ?本当に皆並んでるぜ。高級料理は支那人が食ひ、日本人は子供手当てで安い店に有り難がつて並ぶ。
散々待つてやつと入れた。色々単品を頼んでみる。味は値段相応で美味いとは言ひ難い。御目当ての餃子がきた。「普通じやん」、「言つちやつたよ」。
「向かいのテーブルの子供達トランプやつてますよ」。良く見れば、親まで一緒にやつてゐる。喰つたらとつとと帰れ!だから美味くも無い店に行列が出来るんだ。
「此処で解散しますか。ととしぐれに行つてみたいんですけど」。じやあ行こうぜ。御通しはバイキング形式で御代わり自由。飲み物百圓。流石に学生さんが多い。
王将で結構喰つから誰も食べ物を注文する気が起こらない。「悪いから一品だけでも頼もう」。鮪の刺身を注文する。店の雰囲気は面白ひ。今度は壱軒目で来てみやう。
今宵も醉つて候。