ぼくは反革命なんだ、絶対に反革命で押し通すつもりだからね。見ておいでよ、いまに反革命が一番カッコよくなるから。反がつきゃ、なんでもカッコいいんだから。
いまファッションとして、"革命"をえらんでいる連中、そのときになって先を越されたと口惜しがるだろうさ。
だいたい、いま、"革命だ、革命だ"っていってる連中、命を賭けてないよ。新宿騒動のとき、ぼくは武器がどうエスカレートしているかを見にいったんだ。
エスカレートしてなかったね。竹槍すら出てない。遠くから機動隊へ投石したり、電車のガラス割ったり...あんなことならオレにだって出来る。あぶなくなったら逃げちまえばいいんだからね。
何が革命だという感じだな。一種の自己欺瞞だよ。七〇年への予備行動だという。何度も騒乱をくり返して、次第にエスカレートしてゆくという。そういって自己催眠にかけているんだね。、あれは。
命を賭けるなら一生に一度、という古い考え方があるけれども、彼らのやっていることはといえば、テントウ虫の群のようにヘルメットの群を集めてワイワイガヤガヤ、電車のガラスを割って、
"革命です、命賭けです"といったって誰が信じるものかね。革命は殺すか殺されるか、どちらかだよ。
- 三島由紀夫『東大を動物園にしろ』
仙谷、お前のことだ!貴様のままごと革命は終わりだ。
「明日、温泉行つて夜鍋やりませうよ」、「四国、鍋買つておけ!」。昨夜の大忘年会で突然決まつた鍋パーテイー。
先ずは「お風呂の王様」で昨日の酒を抜く。「何か銭湯みたいだな。新鷹の湯の方がいいや」、「今日鍋、誰来んの?」、「何とかちやんと何とかちやん、それとのそ友達の何とかちやん」。
「へえ~、誰も知らないけどまあいいか」。「鍋セツトは午前中にロジヤースで買いましたから大丈夫ですよ。でも部屋掃除しなきや」、「じやあ、食材と酒は買出ししてくるから掃除しとけよ」。
買出し後、料理長は車を家に置きにゆく。「料理長が来るまでに材料切つておくか。包丁ある?」、「ありますよ」、「何かこの包丁ベトベトしてねえか?洗え!」、「勘弁してくださいよ~」、
「こつちが勘弁してくれよ!食中毒になつたらどうすんだよ!」。大量に買つた食材を全部切る。こんなに食えんのかなあ。
「鍋洗つてあんの?」、「今日買つたばかりの新品ですから大丈夫でせう」、「洗え!」。
さて、第一弾は野菜と鱈。味ポンで戴きます。「結構旨いじゃん。やれば出来るな」。料理長到着。「何か摘み作りますけど、手鍋とかないつすか?」、「あるよ!」、「先ず洗え!」。
料理長が手際よく摘みを弐品つくる。鍋も第弐弾、第参弾と続く。「あたし、四ッ国!四ッ国!できますよ」、「何それ?」。YouTubeで早速チエツク。
勿論、瀬戸内海の荒波が生んだスーパースター、ダイナマイト四国の事である。知らなかつた。余輩もだうやら亜米利加に行つてから焼が回つたやうだ。
「ちょつとやつてみ」、「こんな感じ?」、「腕と足の動きがばらばらだよ」、「明日中にマスターしとけよ!」。今日買つた食材は全て完食。腹一杯である。
今度は蟹鍋やりたひなあ。「あつ!やべえ!A子さんに電話すんの忘れてた!昨日、鍋誘つたんだよなあ...」。
今宵も醉つて候。